年度事業計画

令和5年度事業計画

   

私達空調衛生工事業は、空調設備や衛生設備などの構築を通じて、快適な生活環境の創造と地球環境の保全に貢献して
います。

 わが国の少子高齢化と生産年齢人口の減少により、担い手不足が続く中、建設業における多様な人材の確保・育成が、
引き続き、重要な課題となっています。本年
2月の公共工事設計労務単価の10年連続の引上げが建設技能者の処遇改善の
好循環につながるよう努力し、「建設キャリアアップシステム」の更なる推進に取り組むとともに、生産性の向上に努め
ながら、働き方改革を着実に推進していきます。

近年、自然災害が激甚化している要因の一つとして地球温暖化現象があげられています。私達の周りにはオゾン層破壊
や酸性雨など様々な地球環境問題が横たわっています。
2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするという政府
の目標を受け、空調衛生工事業界として、省エネ技術を駆使し、また再生可能エネルギ―の導入推進にも努めながら、脱
炭素社会の実現に向けてその先導的役割を担ってまいります。

IT等のイノベ-ションを活用し、建設産業が「生産性」を高めながら「現場力」を維持できるようにし、建設現場等に
おいては、空調換気技術を駆使して現場環境の改善に有効な対応を行って、安全安心な環境づくりに貢献してまいります。

また、2015年の国連持続可能な開発サミットにおいて採択された、2030年までの具体的な目標である貧困や飢餓の撲
滅、クリーンエネルギーの普及、気候変動対策、平和的社会の構築など
17のゴールと169のタ-ゲットから構成されてい
SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献していきます。

前年に引き続き今年度も、公共工事の会員企業への優先発注に努力して、行政機関とより一層連携を密にして、建築設備関係団体とも共同歩調を取りながら業界の発展に努めてまいります。

 令和5年度は次の事業を目標事業としてまいります。 

1.    技術者育成のための管工事試験講習会等の開催

2.    災害支援、災害復旧活動のため、青森県との防災協定の継続

3.    国土交通省、青森県等との建築設備工事全般に渡る懇談会の開催

4.    各種技術講習会の開催

5.    設備工事の直接発注(分離発注)の推進

6.    会員への情報の提供並びに資料の配布

7.    会員の増強と会員間交流事業の促進